【米国株】円高で売るか円安で売るか【円貨外貨】

投資

米国株を売る際、売るタイミングについて悩んだので、
考えたことを記します。

売却経緯

今年購入した米国株で、
期待したリターンを得られなかった銘柄を売ることにしました。

[NKE]ナイキ, [AAPL]アップル

どちらも昨年の値動きでは、
短期間で値上がりしていたので
今年も継続して値上がりするだろうと期待していたのですが、
今年に入ってから値上がりしませんでした。

恐らく、昨年上がりすぎたので
直近で値上がりすることはないだろうと思い、
売却することにしました。

NKEに関しては売却後の利益は小さいですが、
外貨評価がプラス、円貨評価がマイナスという
特殊な状況だったので、税金的にどうなるか試してみようと思いました。

米国株売却

NKE売却

NKE購入時

2021/03/30  2株
単価: $132.900
為替レート: 110.11
国内手数料: $1.30
支払金額(外貨): $267.10
2021/05/06  1株
単価: $133.07850
為替レート: 109.58
国内手数料: \70
支払い金額(円貨): \14,652

NKE売却時

2021/06/09  3株
単価: $134.690
為替レート: 109.23
国内手数料: $1.99
受取金額(外貨): $402.07

実現損益

外貨評価: $3.25
円貨評価: \-146

ドルベースでの株価は上昇していました。
一方、購入時に比べて売却時が円高になっていたため、
円貨での評価はマイナスになっています。

今回の決済は外貨(米ドル)で行いました。
別の銘柄をすぐに買いたかったからです。

今回は米ドルが欲しかったので、
円貨での評価は重要ではありません。
むしろ評価がマイナスになったことで、
所得税がかかりませんし、
他の取引の譲渡益と損益通算できます。

AAPL売却

AAPL購入時

2021/01/06  2株
単価: $130.390
為替レート: 102.94
国内手数料: \132
支払金額(円貨): \26,976

AAPL売却時

2021/06/15  2株
単価: 129.38070
為替レート: 109.84
国内手数料: \139
受取金額(円貨): \28,282

実現損益

外貨評価: $-3.30
円貨評価: \1,306

AAPLNKEとは逆に
外貨評価がマイナス、円貨評価がプラスになりました。
ドルベースの株価は下がりましたが、それ以上に円安の影響が大きいです。

今回は円貨で決済しました。
円安なので円貨の方が価値が高く、
外貨だと損した気分になるからです。
(選択に感情が入ってしまいました。)

売却タイミング

円高か円安かどのタイミングで売却するべきか考えてみます。
前提として、売却時の譲渡所得税は
実現損益の円貨評価の額に対して発生します。
これは、円貨と外貨のどちらで決済しても同じです。

売却時に考えることは大体こんな感じだと思います。

  • 生活資金として円貨が欲しい
  • 投資資金として外貨が欲しい
  • 為替レートで価値の高い方で決済したい

円貨が欲しい場合

円安のタイミングで売却するのが良いです。
ただし、円貨評価が高くなるので利益に対して税金が発生します。

外貨が欲しい場合

売却後の外貨をすぐに投資で使用するのであれば、
為替レートはあまり気にしなくてよいです。

ただし税金のことを考えるなら、
円高のタイミングで売却するのが良いです。
円貨評価が低くなるので、税金が少なくなります。

為替レートで価値の高い方を選択

もし、為替の動きが予想できるのであれば、
価値が高くなりそうな方を選択するのが良いでしょう。
円安→円高 になりそうなら円貨決済
円高→円安 になりそうなら外貨決済

まぁ、FXで勝てない私にはこんな予想できませんが・・・

結論

用途に合わせた通貨で決済しますが、
私の場合、外貨で売る場合が多いです。

税金を考えると、外貨決済は円高のタイミングがよさそうです。
ただし、本当に売却したいタイミングで
たまたま円高になるチャンスはあまりないと思います。

税金を抑えるチャンスがあったらラッキーぐらいに捉えて、
こだわり過ぎず、売りたいときに売るのがよさそうです。

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