自己流 簿記3級勉強方法

資格

先日、日商簿記3級試験がありました。
受験された方はお疲れさまでした。

私も受験をして合格点(見込み)が取れたので、
今後受験する方に向けて勉強方法を紹介します。

主な流れ

  1. テキスト(教科書・問題集)を購入
  2. 教科書を読む
  3. 問題集を解く

以上です。
資格スクール等には通っていません。

必要時間は60時間前後の見込みです。

テキストを購入

  • スッキリわかる日商簿記3級
  • 合格するための過去問題集 日商簿記3級

この2冊を購入しました。
画像の左が教科書、右が問題集になります。

必要金額はこの2冊で合計2600円(税抜き)です。

教科書を読む

まずは教科書を一通り読みます。
読んだところは一度理解しますが、
その段階では暗記しませんでした。

「詳しく覚えていないけど、こんなこと書いてあったなー」
くらいの認識で大丈夫です。

一通り読み終わったら、
読み直しはせずに、問題集に移ります。

以下、教科書での学習で気になったところを紹介します。

仕分けが大事

テキストの半分以上が仕分けので構成されています。
仕分けができないとほとんどの問題が解けないので
頑張って理解します。

仕分けは暗記量が多く大変なのですが、
理屈が分かれば覚えやすかったです。

仕分けの勘定科目は
資産負債資本費用収益
のいずれかのグループに分類され、
図の様な関係を持っています。

それぞれの勘定科目がどのグループに分類されるかを理解し、
仕分けの際は勘定科目が、
増えたら図の該当する側に書き、
減ったら図と反対の側に書きます。

この関係性を理解できてから、覚えるのが楽になりました。

帳簿のつけ方

教科書に載っている帳簿のつけ方を一通り理解します。
最初は、「こんなことやってるんだー」くらいの理解で大丈夫です。
後で問題集を解くことで理解が深まります。

問題集を解く

教科書を読み終えたら
問題集(過去問)をひたすら解いていきます。

過去問を解くといっても試験時間は気にしなくてよいです。
(慣れないうちは1問解くのに1時間以上かかることもあります。)

恐らく、初めのうちは殆どの問題を解けないと思います。
しかし、解答解説を読むと解き方は理解できます。
教科書で一度理解している内容なのでわかるはずです。
わからなければ教科書で復習します。

過去問を何度か解いているうちに
解き方の流れやコツがわかってきます。

問題集を半分ちょっと解いているころには
大体の問題の解き方は理解できています。
この時点で合格点は十分狙えます。
(この段階になるまで60時間くらいでした。)

問題集をすべて解き終えるころには
これ以上勉強しても意味がない
ぐらいの状態になっています。

問題の解き方

試験中、特に時間がかかるのが
問3と問5の試算表精算表貸借対照表損益計算書です。

どれも解き方は大体同じ流れです。
私のやり方を紹介します。

仕分け

まず、問題に出てくる取引を一通り仕分けします。

以下のような略称を使って書くことで時間を短縮できます。

現金: C, 普通預金: 普, 当座預金: 当
売掛金: UX, 買掛金: KX
仕入: 仕, 売上: 売

他の勘定科目も自分が理解できる様に略します。
下書きの仕分けなので自分がわかれば何でもよいです。
(※答案用紙への記入時は正式名称で書きます。)

注意点としては、
字は多少汚くてもよいですが、
数字は桁数をそろえて綺麗に書きます。
これを守らないと高確率で計算ミスをします。

表への記入

試算表精算表へ勘定科目ごとの計算結果を記入します。

私の場合、Tフォームは使いません。
仕分けから計算して答案用紙の表へ書き込みます。

この時計算を終えた仕分けの項目は
横線で消します。

これをすることで、計算漏れをある程度防げます。

合計

すべての項目の計算を終えたら、
借方・貸方の合計を求めます。
(これは点数には影響なし)

これが一致していればラッキーです。
間違えていたらどこかで計算ミスが発生しています。

しかし、問3・問5は部分点が多いので、
仕分けがある程度できていれば合格点は取れるはずです。
次の問題へ取り掛かって大丈夫です。

時間が余れば見直しをします。
問3・問5は、計算ミスがなければ
それぞれ30分前後で解けます。
見直しの時間は確保できるはずです。

別の解き方

私のやり方とは違いますが、
仕分けをせずに解く方法があるそうです。

問題文の表に直接金額を書き込むようですが、
テキストが汚れるので、私は採用しませんでした。

速く解きたい方は、こちらもお好みで試してみてください。

勉強時間

これは私の勉強時間をグラフ化したものです。
1日に平均1時間勉強していました。
たまにサボっている日もありますが、
他の日で長時間勉強して埋め合わせしています。

7月中旬~9月中旬と11月中旬~1月末の期間は
勉強を中断していました。
前半はFP3級の受験を控えていたため中断しました。
後半(11月中旬)では勉強量が十分だと判断し中断しました。
この期間は別の技術書を読んだり、ブログの開設等に時間を使っていました。

体感的には、10月29日時点で十分合格点を狙える状態でした。
この時の所要勉強時間は57時間です。
ちなみに、教科書・問題集を一通り勉強するのに70時間かかりました。

その後、ブランクが空いたので追加で勉強し、
最終的な勉強時間は87.5時間(平均1.09時間)でした。

合格点を狙うだけなら、問題集を全て解く必要もないので、
恐らく60時間前後で十分と思います。(個人差はあります)
1日1時間ペースだと2か月くらいです。

受験日は第157回の2021年2月28でした。
思い返せば、第156回の11月15日に
受験していればよかったと後悔しています。

まとめ

以上、私の日商簿記3級検定試験の勉強方法を紹介しました。
正式な結果はまだ出ていませんが、
この勉強方法で合格点(見込み)を取れました。
勉強時間が60時間くらいあれば十分合格点を狙えます。

これから勉強される方の参考になれば幸いです。

ではまたー

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