米国株を売る際、売るタイミングについて悩んだので、
考えたことを記します。
売却経緯
今年購入した米国株で、
期待したリターンを得られなかった銘柄を売ることにしました。
どちらも昨年の値動きでは、
短期間で値上がりしていたので
今年も継続して値上がりするだろうと期待していたのですが、
今年に入ってから値上がりしませんでした。
恐らく、昨年上がりすぎたので
直近で値上がりすることはないだろうと思い、
売却することにしました。
NKEに関しては売却後の利益は小さいですが、
外貨評価がプラス、円貨評価がマイナスという
特殊な状況だったので、税金的にどうなるか試してみようと思いました。
米国株売却
NKE売却
NKE購入時
単価: $132.900
為替レート: 110.11
国内手数料: $1.30
支払金額(外貨): $267.10
単価: $133.07850
為替レート: 109.58
国内手数料: \70
支払い金額(円貨): \14,652
NKE売却時
単価: $134.690
為替レート: 109.23
国内手数料: $1.99
受取金額(外貨): $402.07
実現損益
円貨評価: \-146
ドルベースでの株価は上昇していました。
一方、購入時に比べて売却時が円高になっていたため、
円貨での評価はマイナスになっています。
今回の決済は外貨(米ドル)で行いました。
別の銘柄をすぐに買いたかったからです。
今回は米ドルが欲しかったので、
円貨での評価は重要ではありません。
むしろ評価がマイナスになったことで、
所得税がかかりませんし、
他の取引の譲渡益と損益通算できます。
AAPL売却
AAPL購入時
単価: $130.390
為替レート: 102.94
国内手数料: \132
支払金額(円貨): \26,976
AAPL売却時
単価: 129.38070
為替レート: 109.84
国内手数料: \139
受取金額(円貨): \28,282
実現損益
円貨評価: \1,306
AAPLはNKEとは逆に
外貨評価がマイナス、円貨評価がプラスになりました。
ドルベースの株価は下がりましたが、それ以上に円安の影響が大きいです。
今回は円貨で決済しました。
円安なので円貨の方が価値が高く、
外貨だと損した気分になるからです。
(選択に感情が入ってしまいました。)
売却タイミング
円高か円安かどのタイミングで売却するべきか考えてみます。
前提として、売却時の譲渡所得税は
実現損益の円貨評価の額に対して発生します。
これは、円貨と外貨のどちらで決済しても同じです。
売却時に考えることは大体こんな感じだと思います。
- 生活資金として円貨が欲しい
- 投資資金として外貨が欲しい
- 為替レートで価値の高い方で決済したい
円貨が欲しい場合
円安のタイミングで売却するのが良いです。
ただし、円貨評価が高くなるので利益に対して税金が発生します。
外貨が欲しい場合
売却後の外貨をすぐに投資で使用するのであれば、
為替レートはあまり気にしなくてよいです。
ただし税金のことを考えるなら、
円高のタイミングで売却するのが良いです。
円貨評価が低くなるので、税金が少なくなります。
為替レートで価値の高い方を選択
もし、為替の動きが予想できるのであれば、
価値が高くなりそうな方を選択するのが良いでしょう。
円安→円高 になりそうなら円貨決済
円高→円安 になりそうなら外貨決済
まぁ、FXで勝てない私にはこんな予想できませんが・・・
結論
用途に合わせた通貨で決済しますが、
私の場合、外貨で売る場合が多いです。
税金を考えると、外貨決済は円高のタイミングがよさそうです。
ただし、本当に売却したいタイミングで
たまたま円高になるチャンスはあまりないと思います。
税金を抑えるチャンスがあったらラッキーぐらいに捉えて、
こだわり過ぎず、売りたいときに売るのがよさそうです。
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